考古用語辞典 A-Words

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スヴェシュタリのトラキア人の墓地(ブルガリア世界遺産) 2009年5月9日更新

スヴェシュタリのトラキア人の墓地(ブルガリア世界遺産)

【和:スヴェシュタリのトラキアじんのぼち
【中:
面白テーマ|世界遺産|>スヴェシュタリのトラキア人の墓地(ブルガリア世界遺産)

10体の女性立像は、まるで実際にその腕で梁を支えているかのように見える。女性たちの表情は穏やかなものもあれば、険しく悲しみに満ちているものもある。1982年、ブルガリア北部のスヴェシュタリで発見されたトラキア王の墳墓の玄室の光景である。玄室正面、彼女たちのに部壁而には、騎馬にまたがった王と戦士たち、王に永遠の命をあらわす月桂冠を差し出す女神、それに付き添う女性たちのフレスコ画が描かれている。 転生や霊魂の不滅を信じるトラキア人は、現世は、死後を至上のものとするための通り道であると考えていた。
この墳墓は、王が自分の死期が近いことを悟って、紀元前3世紀頃に建てさせたものである。古墳の入口からドロモスという細長い通路を進むと玄室に突き当たり、その手前に2つの小さな部屋がある。玄室には女性立像たちに見守られるように、王と王妃の石棺がある。古墳はトラキア人の芸術と、生活様式を解明する貴重な存在として保護されている。出所:世界遺産の旅
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