考古用語辞典 A-Words

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エピダウロスの遺跡(ギリシア世界遺産) 2009年5月11日更新

エピダウロスの遺跡(ギリシア世界遺産)

【和:エピダウロスのいせき
【中:
面白テーマ|世界遺産|>エピダウロスの遺跡(ギリシア世界遺産)

病に悩む古代ギリシア人が、こぞって訪れたのがエピダウロスだった。死人までもよみがえらせる医神と賛えられたアスクレピオスの生地である。地中海沿岸に広がった医神信仰の聖地のうちでも、特に巡礼者で賑わった。貢ぎ物を捧げ仮眠をとると、ヘビに姿を変えたアスクレピオス神が夢に現れ、治療または治療法の示唆をしてくれるのだ。祭司の指導による治療は薬や手術ではなく、運動、マッサージ、演劇や音楽の鑑賞といったもので、現代でいうセーリングまたはホリスティック医療に近い。そしてここは、医療施設を中心に、宿泊施設、浴場、劇場などが揃った、一大施療センターでもあった。劇場では、現在も毎年7~8月の週末にギリシア古典劇が上演されている。出所:世界遺産の旅
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