考古用語辞典 A-Words

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ヴェルギナの遺跡(ギリシア世界遺産) 2009年5月11日更新

ヴェルギナの遺跡(ギリシア世界遺産)

【和:ヴェルギナのいせき
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ヴェルギナの遺跡(ギリシア世界遺産)

マケドニア王国は、紀元前4世紀頃、フィリッポス2世の下で急速に勢力を拡大し、北ギリシアー帯を統一。彼の後を継ぎ、はるか東方に遠征、バビロニア、シリア、エジプトまで支配下におき、世界帝国を築いたのが、有名なアレクサンドロス大王である。この広大な地域で花開いたのが「ヘレニズム文化」で、以後何世紀も世界中に大きな影響を与えていく。マケドニア自体は、ローマの属州となってから消滅してしまう。
1977年、生涯を北ギリシアの考古学にかけたアンドロニコスが、ヴェルギナで紀元前4世紀のかまぼこ型のマケドニアの墓を発見し、世界の注目を浴びた。神殿のようなファサード、左右の壁面に神々や戦士が描かれ、3号墓室からは、火葬遺骨とともに、マケドニア美術を伝える絵画、王国の紋章付きの黄金の骨箱、武具、装飾品などの副葬品が出土し、フィリッポス2世の墓ではないかといわれている。近郊のペラから、宮殿をはじめとする町の広大な遺構が発見され、発掘調査が続いている。出所:世界遺産の旅
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