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イスタンブール歴史地区(トルコ世界遺産) 2009年5月12日更新
【和:イスタンブールれきし地区】 |
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マルマラ海と黒海を結ぶボスポラス海峡の両岸に広がるイスタンブールは、2つの大陸をまたぐ世界唯一の都市である。そこは、ヨーロッパから見ればオリエントの始まりであり、アジアから見ればシルクロードの終点。東西双方から文化が流れ込む国際都市として、経済的繁栄だけでなく、文化的繁栄をも約束された町なのだ。古くから自明の理として、常に侵略の的となってきたが、三方を海に囲まれた特異な地形は、守りやすく攻めにくいという絶好の条件を備えている。つまり、ここを制した者は、世界の覇者になれるということだ。事実、ビザンチウム、コンスタンティノープル、イスタンブールと名を変えながら、この町は、ローマ帝国、ビザンチン帝国、そしてオスマン帝国と、1600年もの長きにわたって首都のとに君臨し続けた。トルコ共和国の成立とともに、アンカラに遷都された現在でも、 トルコ最大の都市であり続けている。
ここには、長い繁栄の歴史が生んだモニュメントがあふれている。世界一美しいモスクといわれるブルー・モスク、ビザンチン時代の聖堂を改装したアヤ・ソフィアをはじめ無数のモスクの尖塔がそびえ、幻想的なシルエットを見せる。歴代スルタンの居城であったトプカプ宮殿は、世界の財宝の宝物殿だ。6.65kmの3重城壁は、この都市を欲しがった、王たちのドラマがしみ込んでいる。グランド・バザールには、不景気という言葉を知らない商売人たちの熱狂と、喧騒があふれている。この町を歩けばきっと、その歴史が育んだエネルギーを感じ取ることができるだろう。出所:世界遺産の旅
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