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クサントスとレトーン(トルコ世界遺産) 2009年5月12日更新
【和:クサントスとレトーン】 |
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古代、 リュキヤ人という民族がいた。紀元前14世紀の史料にその名があがっているほどだから、とても歴史の古い民族だ。紀元前7~6世紀頃には、フェティエ周辺からアンタルヤにかけての地中海沿岸を拠点に都市国家を形成しており、当時小アジアを支配していたリディア王国から独立を保っていた。彼らは独自言語、文化をもち、なかでも、10m近くもある石造りの、角柱形をした墳墓塔はリュキヤ独特のもの。上部に石棺が納められ、死者を空中に葬る観念があったのだろう。そんなリュキヤ文化の名残がこの地方にたくさん残っている。
クサントスは、そのリュキヤの首都だった。ペルシアに包囲されたときは集団自決、その後、マケドニアやロードスの支配を受けた。ローマには、屈しなかったために攻撃され焦土と化した悲劇の都市でもある。ここには、 リュキヤ時代のアクロポリスと並んで、ヘレニズムからローマ時代のアクロポリスがある。ビザンチン時代の遺構も混在する、独特な雰囲気をもつ町である。近郊のレトーンには、 レト、アポロン、アルテミスを祀った3つのギリシア神殿がある。出所:世界遺産の旅
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