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ヒロキティア(キプロス世界遺産) 2009年5月12日更新

ヒロキティア(キプロス世界遺産)

【和:ヒロキティア
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ヒロキティア(キプロス世界遺産)

海に囲まね温暖なキプロス島には古くから人が住んでいた。その痕跡を残す住居跡がいくつも発見されているが、そのひとつがヒロキティアである。紀元前7000~前4000年頃に形成された、東地中海で最も重要な新石器時代の遣構のひとつだ。
沿岸部から少し内陸に入った山麓、川のほとりにその遺跡はある。川底の石などを積み上げて固めた、円形の基台がたくさん残っている。直径2~3mから大きいものは直径10mほど。この基台の上に円筒形の住居があった。壁は石や藁などを泥で固めた、日干しレンガ風のブロックだったと思われ、きちんとした塗装の跡も見られる。これらの住居群の周りには、外壁のようなものもあり、おそらく住民たちの共同作業で、つくられたのであろう。近年、本格的な発掘が進み、ここの村落では、狩猟のほか農具を使っての農村、家畜の飼育などが行われていたこともわかった。墓地も発見され、埋葬の習慣があったとわかる。遺跡の人口に、円筒形住居を再現した5棟のレプリカが展示されている。出所:世界遺産の旅
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