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サンクト・ペテルブルク歴史地区(ロシア世界遺産) 2009年5月13日更新
【和:サンクト・ペテルブルクれきしちく】 |
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1917年11月7日(ロシア暦10月25日)のサンクト・ペテルブルクはきわめて静かで、ふだんとあまり変わらなかったという。多くの商店が営業していたし、レストランで食事もできた。しかし、電話局や銀行、発電所、弾薬庫、駅といった主要な施設は、すべて組織された労働者たちによって占拠されていたのである。
ロシアの革命は「血の日曜日」に発する1905年革命と1917年の2月革命、10月革命とからなる。2月革命で樹立された折衷的政府を打倒し、ソビエト政権を誕生させたのが、ロシア革命(10月革命)である。革命はあっけなく遂行された。指令を発した作戦本部のスモーリスイ学院はもとは貴族の女学院で、現在は市役所である。
サンクト・ペテルブルクは、ロシアのヨーロッパ化を進めるピョートル大帝によって、1703年ペテロパヴロフスク要塞が建設されたことから始まった。荒涼とした湿地常に、ネヴァ川から86の分流と運河を取り入れ、42の島からなる「水の都」で、北方のヴェネツィアと呼ばれている。エルミタージュ美術館は、ロシア・バロック建築の傑作の冬宮(歴代皇帝の宮殿)を中心に、劇場、 3つの離宮からなる。1837年に火災で焼失したが、 1年後に復元。豪華絢爛な建物自体が、すでに美術品であるが、歴代皇帝によって集められた収蔵品は300万点にものぼる。世界に冠たる美術館のひとつである。美術館の前には、円形の宮殿広場が広がり、ナポレオンとの戦いに勝利した、アレクサンドル1世の記念円柱がある。メインストリートのネフスキー大通りには、カザン寺院やストロガノフ邸博物館など歴史的建造物が建ち並ぶ。社会主義という壮大な実験の舞台となった町も、今では穏やかなたたずまいを見せている。出所:世界遺産の旅
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