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キジ島の木造教会(ロシア世界遺産) 2009年5月13日更新
【和:キジとうのもくぞうきょうかい】 |
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カレリヤ地方のオネガ湖は、針葉樹林の美しい湖沼地帯である。このオネガ湖に浮かぶキジ島は、人びとの憩いの場としてだけでなく、ノヴゴロドと白海を結ぶ交通の要衝として古くから栄えてきた。島の北側には、1714年に建てられた、22の玉葱形円蓋をもつ木造のプレオブラジェンスカヤ聖堂が建っている。南側には、ポクロフスカヤ聖堂があり、こちらは1764年の建造。この2つの聖堂を結ぶために、八角形平面の鐘楼がつくられた。このユニークな木造建築群はフォルム、構造が美しいというだけでなく、釘を一本も使っていないという点で驚嘆すべきものだ。鋸と鑿、錐だけで木材を精緻に組みあげたキジ島の建築職人たちの技術の高さは、ロシアじゅうに広まった。近年、老朽化が進み保存対策が望まれている。出所:世界遺産の旅
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