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バイカル湖(ロシア世界遺産) 2009年5月14日更新
350もの河川が流れ込み、流れ出るのはアンガラナ川だけというバイカル湖は、世界最深で最古の湖だ。最深1637mの湖底は地層がいくつも重なり、地殻変動が現れも続いている。地震で噴出する鉱物が水を浄化し、透明度も高い。
この特異な環境は、豊かな生物相を生んだ。1500種にのぼる水生生物が生息し、うち3分の2は固有種である。代表的な動物は体長122cm前後のバイカルアザラシ。海洋哺乳類であるアザラシが淡水で、7万~9万頭も生息しているといわれている。
面積3万1500km2、最大幅79kmにおよぶバイカル湖だが、周囲の工業化や人口増加による汚染と無縁ではない。そのため世界遺産の登録地区は周囲の自然公園も含み、総面積は8万8000kmとにおよぶ。タタール語で「豊かな湖」を意味するバイカル湖の美しさを、保全する活動が必要とされている。出所:世界遺産の旅
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