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アッパー・スヴァネティ(グルジア世界遺産) 2009年5月14日更新
【和:アッパー・スヴァネテイ】 |
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グルジアの北、ロシアとの国境は大カフカス山脈で遮られている。アッパー・スヴァネティはこの山麓にある。古来より、諸民族との紛争が絶えず、この地に住むスヴァン族は、侵略者の攻撃に備え、防御塔付きの住居などで要塞村を築いた。
12世紀、グルジアに組み入れられたアッパー・スヴァネティのザカフカス地方も、それまでの土着宗教を捨て、キリスト教を受け入れた。しかし、モンゴルの侵入が始まると、山の中の隔絶した地勢のため、この地は孤立する。氏族社会のスヴァン族は氏族間抗争が絶えず、抗争が起きると、塔にこもって外敵に対峙した。また、集落ごとに礼拝堂が建てられ、塾で打ち出した聖人間などが飾られた。19世紀初頭、ロシアに併合された。中世の要塞村であったチャンザ村には、200軒の伝統的民家が、今も損なわれず残っている。
出所:世界遺産の旅
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