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墨名称の分類 2009年6月16日更新
【和:すみめいしょうのぶんるい】 |
【中:Mo ming cheng de fen 】 |
彫刻・書画|>墨名称の分類 |
明の方于魯は六種に分けている。
国寶:皇帝に関連したもの。37種
国華:国の精華であるもの。69種
博古:神話伝説によるもの。77種
博物:人間生活に関するもの。64種
大莫:仏教に関係するもの。44種
太玄:老荘に関係するもの。22種
計 :三四九種となっている。
程君房は『墨苑』で
玄工:皇帝、神話、伝説 九〇
輿図:自然現象 七九
人官:歴史、故事 四九
物華: 器物 一八一
儒蔵:儒教 五八
緇黄:仏教 六ニ
計:五一九に分類している。下に示した数は現存する本によってかなり増減があり一定しない。数版を重ねているようで、新墨を作るごとに加えていったためである。
方・程二氏の墨譜によっても八六〇余種もある。墨譜に止まらなかった庶民用の墨がこのほかにあったわけである。方于魯は「雑式四十種不尽載」と記している。方・程二氏には同名の墨がかなりあるので、これを差引くと若干減る。当時、このほかに多くの名墨匠が輩出して業を競った。同名墨もあるがこれらを合せ考えると墨譜に止めるに足るような墨が一千種は越えていただろうと推察できる。
墨には表に絵、裏には銘や墨名がある。側には側款がある.方・程二氏は絵は当時の名手と言われた丁南羽(雲鵬)、呉左干などに描かせ、 銘は著名な政治家、 学者、文人に依頼した。明星だけの墨名でも一千種を超える。墨譜だけで想像するほかはないものがほとんどである。過眼一割程度である。過眼三回以上のもので今後も過眼が可能と思われるものに限って挙げてみよう。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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