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ジョルジュ・ポンピドー・センター(フランス) 2009年7月14日更新

ジョルジュ・ポンピドー・センター(フランス)

【和:ジョルジュ・ポンピドー・センター
【英:Centre National d'Art et de Culture Georges Pompidou
研究機関|>ジョルジュ・ポンピドー・センター(フランス)

一九七七年に近代美術館を含めたアート・センターとしてジョルジュ・ポンピドー・センターがパリ四区に開館した。巨大な工場のような外観、それも赤や青とカラフルな鉄骨をむき出しにした設計は、パリっ子の間に賛否両論の賑やかな話題を提供した。当時は支持者より反対意見の方が多かったように思う。しかし、その活発な美術館活動と所蔵品の質の高さは世界中の人々をひきつけ、今や世界各国から大勢の人が訪れる美術館となった。
ポンピドー・センターは国立近代美術館の常設展を三階、四階とし、五階は企画展、三階に学芸員たちの事務所と膨大な資料をもつ資料室がある。まず、外側についているエスカレーターに乗る。常設展は四階を入口としているので、引き続き四階までのぼる。ガラス張りのようなエスカレーターなので、センターの広場を見おろせ、また、パリの街並みを上から眺めることができる。
常設展は、一九〇五年サロン・ドートンヌでフォーヴィスム(野獣派)が台頭したときを二十世紀の美術活動の始まりとして、 一九〇五年から現在に五るまでの作品を展示している。したがって、 一九〇五年以前の作品はここにはない。美術史の流れを見せることを目的としているので、展示方法も美術活動別にしたり、いろいろと工夫がされている。四階では一九〇五年から六五年までの美術史の流れ、三階におりると一九六〇年以降の作品を主として展示している。三階は年に何回か全体の掛け替えを行っているという。
この二、四階で八千二百平方メートルの広さがあり、この場所を埋め尽くすだけでなく、掛け替えがいくらでもできるという作品数はすごいものである。やはり、美術の中心として栄えたバリならではの美術館である。
その他の階では一年中、何本もの企画展示をやっている。三階にある資料室には二十世紀美術についての三万冊の美術書、六万冊のカタログ、ニ万部の画家の資料などがあり、 一般の人も利用することができる。その他、常時、ビデオ、フイルムなどを見せているところもあり、閑静な古い美術館とは異なり、人の往来も激しくアクティブな美術館である。近くには画廊も多くオープンし、ポンピドー・センターを中心に一つの美術の町ができている。 出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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