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ブリュッセル王立美術館(ベルギー) 2009年7月30日更新

ブリュッセル王立美術館(ベルギー)

【和:ブリュッセルおうりつびじゅつかん
【英:Musees Royaux des Beaux‐Arts de Belgique
研究機関|>ブリュッセル王立美術館(ベルギー)

 ブリュッセルの王立美術館は古典美術館・新館と旧館と近代美術館に分かれていて、古い方の美術館はがっしりとしていて立派だが、新しい方の建物は外見はいたってシンプルである。古典美術館の新館は地上三階、地下二階になっていて、二、三階は個展会場、一階はミュージアム・ショップ、地下一、二階は抽象絵画、オブジェが置かれている。さらに、地下二階から近代美術館と古典美術館の旧館へとつながっていた。
 ベージュの大理石を基調にした近代美術館への廊下にはフォンタナの作品が置かれてあった。その先の広い踊り場には、ヘンリー・ムアやジェルメーヌ・リシェの彫刻が置かれてある。ここは地下二階からさらにおりてきたので地下三階になる。階段を二十段ずつ地下八階までおりていく。地下といっても土地そのものに高低があって、自然光が地下八階まで外側から入っている。展示場の扇形の空間はガラス張りで明るく、鑑賞しやすい。地下三階の扇形の空間のまわりの回廊にはデッサンが置かれている。デルボーやフィニーやアンソールの自画像などがあった。
 階段を数段おりた地下四階にはシャガールの一九二七年の作品二点、フジタの自画像(一九二一)、ルオーの小品二点、ユトリロの白の時代の作品、マンギャンに、ブールデルやザッキンのブロンズ像があった。
 絵画ではマチス三点、マルケ、ドングンがあり、ボナール「裸婦」(一九〇七)の大作、ヴュイヤールの百二十号の一八九四年作もある。点描派のシニャックの一九〇六年作、ヴァン・デ・ヴェルデ、ゴーギャン「ポンタヴェン近くの立ち話」(一八八八)、「スザンヌ・ハンブリッチの肖像」も興味深い。さらにアンソールが十四点、なかでも「奇異な仮面」(一八九二)や「スキャンダラスな仮面」は代表作である。
 地下五階へおりると、ペルメークなど十九世紀末から二十世紀までのベルギーの画家の作品となっている。さらにニ十段下がると扇形の地下六階で、マグリットが十点ある。どれもいいが、「帰路](一九四〇)の鳩を用いた作品や、「光の帝国」(一九五四)が特にいい。デルボ1は五点、「十字架」(一九五一~五二)は骸骨の大作、「夜の汽車」(一九五七)、「民衆の声」(一九四八)の大作はデルボーの美しい停止した時空を見せてくれている。
 続いて、ダリの「聖アントワーヌの誘惑」(一九四六)、アルプの金の彫刻の小品、ジャック・ヴィヨン、レジェの小品「螺旋」がある。  さらに二十段下がって地下七階へ、ここは二十世紀の現代の画家が多く、驚いたことには舟越保武の代表作の一つ「ダミアン神父」(一九七五)が置かれていた。
 地下八階は、現代美術や抽象の部屋で、アレシンスキー、ベーコン、デュビュッフェなどの巨匠たちの作品もある。エレベーターで地下二階に戻り、グレーの大理石の古典美術館・旧館へ行くことにする。
 入口に、青色は十五-十六世紀、茶色は十七-十八世紀、黄色は十九世紀と色分けされた標示があり、とてもすべてを一日で見ることはできない。標示に従って、十九世紀から見ることにした。まず最初の部屋にアングルの一八ー九年作や美しいダヴィッドの大作がある。ドラクロア、ジェリコー、コンスタブルがあり、クー-ルベそして印象派と続く。印象派の作品では、モネの「エトルタの夕陽」、ゴッホの「農夫の肖像」が印象に残った。
 青色の標示に従って行くと、ピーテル・ブリューゲルー世(大ブリューゲル)の部屋があり、この町の画家として大切にされていることがわかる。「ベツレヘムの戸籍調査」「謀反した天使の墜落」の二つが特にいい。ボッス、ルーカス・クラナッハ(父)の美しい作品も印象に残った。 十五世紀から現代までの膨大な量のコレクションであり、館内の案内図やカタログから見たいものを選んで効率よく回ることをお勧めしたい。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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