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提梁卣 2009年8月17日更新
【和:ていりょうゆう】 |
【中:Ti liang you】 |
殷・周時代|青銅器|>提梁卣 |
西周時代
全高21.3cm・口径8.1×6.7cm・腹深11.2cm・重量1.8kg
陝西省岐山県京当郷賀家村出土(1973年)
岐山県博物館蔵
卣は酒器であり、釣手(提梁)を持つことから提梁卣と呼ばれる。古文献や銅器の銘文に「秬鬯一卣」という字句がよく見られるが、秬鬯とはクロキビから作られる祭祀用の香酒であり、卣はそのような香酒を盛るための器である。この提梁卣は極めて精巧な作りで、端整で厳粛な印象を与える。地紋は繊細な雷紋であり、主紋様は異なった六種の動物である。腹部には大饕餮、その他は鳥紋と夔龍紋である。それらの紋様は華麗にして精巧である。底部には「W」字を刻み、使用者の族名を表現している。出所:中国陝西省宝鶏市周原文物展
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