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青銅鼎 2009年8月28日更新
【和:せいどうてい】 |
【中:Qing tong ding】 |
殷・周時代|青銅器|>青銅鼎 |
西周時代
高85cm 口径64.5cm 腹囲202.6cm 重105kg
1974年陝西省扶風県法門寺出土
陝西省博物館蔵
鼎は古代の煮炊き用の器である。後世の鍋にあたり、商(殷)・西周時代に盛行した。支配者は、鼎を饗宴と祭祀の重器として特殊な意味を与え、王権の象徴とした。この鼎は円形で、腹部がやや張り、1対の把手が付き、3本の足は象足形を呈し、口縁の下に雲雷文と弦文がそれぞれ2段に分けて飾られている。腹部の内壁には、鋳銘文197字がある。゛師さい″が穆王の時以来、王朝の師職を担当し、周の王室に大いに功績があったことを記録している。銘文の中に、「臣朕皇考穆王(朕が皇考なる穆王に臣し)」という銘文があり、これにより、当時の天子は西周5代穆王の次の6代共王にあたることがわかり、この鼎の製作の年代も「唯王八祀正月」とあることから共王8年とすべきであろう。この鼎は新中国建国後、陳西省で出土した青銅器の中でも比較的大きなもので、長銘文を持つ鼎の一つである。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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