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高髻女立俑 2009年9月3日更新

高髻女立俑

【和:こうけいじょりつよう
【中:Gao ji nu li yong
隋・唐・五代|陶磁器|>高髻女立俑

唐時代
高さ38cm 重さ0.545kg
1972年陝西省礼泉県鄭仁泰墓出土
  昭陵博物館蔵
 この俑は髪を刀形半翻髻に結い、顔つきがふくよかで、化粧をし、広い眉に朱い唇、腰が細く、細長い袖の襟あきの広い服をきている。両肩に軽く薄絹をかけ、胸前まで垂している。赤い長裳を着ていて、足は見えない。表情は自然で、中国古代の陶俑の中でも優秀な作品である。
 鄭仁泰墓から出土した彩絵陶俑は466点にのぼり、胎土が純白・堅緻であり、いずれも型を用いてつくられたものである。まず黄・緑色の釉をほどこし、釉上に彩絵するか、あるいは貼金を施している。彩絵釉陶は漢代釉陶から発展したもので、唐三彩の前身であり、陶磁発達史の研究にとって価値の高い資料である。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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