考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

弦紋獻 2009年9月8日更新

弦紋獻

【和:げんもんげん
【中:Xian wen yan
殷・周時代|青銅器|>弦紋獻

(弦紋のある蒸器)
殷後期
通耳高:49.0cm
1955年喀喇沁左翼、蒙古族自冶県海島営子村馬厰溝小転山子窖蔵坑出土
 獻とは、下半の三足の鬲と上半の甑(せいろう)を合体した穀類の蒸器のことである。通常は、中央のくびれた部分に、蝶番で可動式になり、小孔の開けられた中蓋((竹+田+丌)という)がついていて、下部から水蒸気が吹き上げられる構造になっているが、当器の場合は、なぜか中蓋の付けられていた痕跡がない。下半に比して上半が大きく、殷代後期の様式である。口縁の下と、足部とに、凸弦紋を有し、古朴であるとともに実用的である。出所:中国の器展ー青銅と陶器
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.