蝉紋盤　2009年9月8日更新

(蝉紋のある水盤)
西周初期
通口縁高：13.5cm　口径：33.5cm
1955年喀喇沁左翼蒙古族自治県海島営子村馬廠溝小転山子窖蔵坑出土
　盤としては、比較的内深があり、また圈足が高く、古い様式である。口縁下と圈足とに各一帯の写実的な蝉紋があり、鋳造技法は精巧で、鋳上りがよい。中央の工人の作であろう。かつ、地金は、錫の含有量が多く、器全休に銹蝕がなく、その点は四周初期の洛陽工房鋳製品と共通性がある。周初の凌源出土青銅器を代表する優品のひとつである。出所：中国の器展ー青銅と陶器
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