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当来仏弥勒 2009年9月23日更新

当来仏弥勒

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面白テーマ|彫刻・書画|>当来仏弥勒

カシミール様式(パーラ王朝の要素がある)
10-11世紀
青銅;金泥、彩色
高20cm
エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク この彫刻は、カシミールとパーラの伝統が混ざった、興味深い作例である。はっきりと動物の形をつくり、小型のストゥーパ(仏塔)をその上端につけた台座の後背装飾の複雑な構成や、同じく台座の足元にも2頭の獅子と二股にわかれた蓮弁をつけているというような特色は、間違いなくパーラ朝美術の伝統の影響をあらわすものである。同時に、いくつかの細部は、カシミールにその起源があることを示唆している。足をのばした慈悲のポーズ(賢坐)-このポーズは特にカシミールの仏師達の中では普及したものであるが、パーラ美術にはあまり見られないーーだけでなく、例えば髪の扱いや、肋骨のような形状に柔らかく折り畳まれた衣や、典型的な゛ふくれた″形の顔、敷物の縁を覆っている六弁に彫られた円花飾りなどといった、その様式の形式的な諸要素も、カシミールの規範に関係がある。出所:天空の秘宝チベット密教美術展 2009.09.19更新
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