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趙孟疥壺 2009年12月22日更新

趙孟疥壺

【和:ちようもうかいこ
【中:Zhao meng jie hu
殷・周時代|>趙孟疥壺

一対のうち一個
高48.8 口径17.0
東周時代(紀元前5世紀)
Bronze hu with inscription of‘Zhao meng jie".
大英博物館蔵
 絡縄文で区画された4段の文様帯に蟠?文が表わされ,2つの把手は動物の形をとる。花弁のような形の蓋が付くが,その中央部は現在失われている。圏台の部分は損傷し,一部修復されている。この器は河南省輝県出土と伝えられ,大英博物館に同じものが2器所蔵されているが,今回はそのうち1器が出品された。蓋には19字の銘文がある。その読み方には幾通りかの説があるが,紀元前482年に晋の定公,呉王夫差らが黄池という所で会盟を行ったことに関連したものである。この時,晋の正卿・趙鞅(趙孟・趙簡子)が出席していたことが史書から知られているが,その名が銘文中に記されている。ほぼ同様の器が米国のフリアー・ギャラリーに所蔵されており,類似した文様をもつ器が,山西省李峪などから出土している。 出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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