考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

龍存星六角盆 2009年12月30日更新

龍存星六角盆

【和:りゅうぞんせいろつかくぼん
【中:Long zun xin liu jiao pen
明・清|彫刻・書画|>龍存星六角盆

「天明嘉靖年製」銘 一枚
高4.5径25.3
明時代 嘉靖年間(1522~66)
Hexagonal tray with dragon design in coloured lacquer within gilded outlines.
大英博物館蔵
 器体に彩漆をある程度の厚さに塗り,文様を彫って,そこに各種の彩漆を充填し,最後に輪郭線を鎗全心ようにあらわしたものを俗に存星と呼びならわしているが,この手法が流行をみるようになったのは明代も嘉靖になってからのことである。これは全休を六角形にして,立ち上りをかなり深くつくった高台つきの盆で,見込みには寿の字を中心に五爪の龍と桃,立ち上り内外には霊芝唐草と花唐草を夫々あらわしている。座裏は朱漆塗りで,中央に「大明嘉靖年製」の六半字填金銘がいくらか大きめにほどこされている。嘉靖期の存星の典型作で,この時期の存星の作品にみられる特徴をあますところなく伝えた格調の高い作品である。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.