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白櫛鳳首瓶 2010年1月1日更新

白櫛鳳首瓶

【和:はくじほうしゅへい
【中:Bai shu feng shou ping
宋・遼・金・元|陶磁器|>白櫛鳳首瓶

一口
高39.8
宋時代(11世紀)
Phoenix-head ewer, white porcelain.
大英博物館蔵
 卵形の胴に長頸の鳳首を伴った白磁の瓶。堅緻なカオリン質の素地に,僅かに灰緑味を帯びた透明釉がかけられる。
 鳳首は,見事な彫法と貼付の手法によって象られ,その相貌にはリアルな表現が与えられている。また,胴の中央には牡丹唐草文,肩には鳳鳳の羽を想わせる蕉葉文,裾には蓮弁文が鮮やかな刀法によって表わされている。刻まれた,また,これらの文櫛には印花文や櫛歯文が巧みに施されている。
 宋時代の鳳首瓶の遣例は,他にも知られるが,ユーモルフォポロス氏旧蔵のこの瓶は,一際,傑出した作行きを示すものである。なお,肩には元来,注口が備わっていたものと思われ,その欠損跡が見られる。             出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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