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鴞尊 2010年3月1日更新
青銅
高46.7、最大幅26.2
1976年、河南省安陽市殷墟婦好墓出土
商時代・前13-前11世紀
Bronze Owl-ShaPed Zun Vessel
みみずくをかたどった容器。みみずくの後頭部が蓋となっており、ここから酒などを入れたものと思われる。注ぎ□はなく、蓋を外しても中の液体を何かに注ぐには不便である。単に液体を蓄えて供えることが目的の容器と考えられる。
この容器は、全体として見ると1羽のみみずくであるが、各部分にはそれぞれ別の動物が表わされている。みみずくの顔は別の獣の顔であり、頭の上にのびる2本の羽毛は、それぞれが角をもち口を開けた獣であり、翼はとぐろを巻く蛇となっている。みみずくの後頭部には別の獣の顔があり、体には獣や蝉が、尾の上には鳥の頭が表わされるなど大変にぎやかである。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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