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「中国大寧」鏡 2010年3月15日更新

「中国大寧」鏡

【和:ちゅうごくたいねいきょう
【中:Zhong Guo Da Ning jing
秦・漢・三国|青銅器|>「中国大寧」鏡

青銅、鍍金
直径18.6、辺厚0.6
1952年、湖南省長沙市伍家嶺211号墓出土
前漢一新時代・前1-後1世紀
“Zhong Guo Da Ning” Bronze Mirror
 写真に示しているのは鏡の背面で、鋳造により文様や銘文を表わし、鍍金を施している。中央には紐を通す円形のつまみがあり、その周囲を正方形(方格)が囲む。方格の周囲には鳥や獣、仙人などの図像を表わす。顔を人面のようにユーモラスに表わし、また仕切りの円弧を越えて首を伸ばしたりするものもあるなど、自由奔放である。いかめしい文様の多い古代中国の鏡のなかでは例外的に軽妙な図柄となっている。方格は地、その周囲の円は天を表わし、T字形やL字形の文様は天地を繋ぐ装置とみるのが妥当なようである。
 こうした図柄の外側を52字の銘文が時計回りにめぐる。注目されるのは写真の右側(時計で言えば3時の場所)に「中國(国)」という文字が現れることである。中国という語が表わされた器物は大変珍しく、重要な資料である。銘文は写真の下(時計の6時の場所)の「聖人之作鏡兮」から始まる。大意は以下のようである。「聖人がこの鏡を作りました。この鏡の輝きは太陽や月のようです。この鏡はあなたの美しい容貌を映します。この鏡はわざわいを取り去り、中国に安定をもたらし、あなたの子孫を繁栄させ、つねに大吉とさせます」  ちなみに姿を映す面(鏡面)は平滑で、当然ながら文様はない。鏡面は現在は錆びて黒くなっているが、本来は銀色に輝いていたはずである。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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