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半両銭 2010年5月11日更新

半両銭

【和:はんりょうせん
【中:
秦・漢・三国|青銅器|>半両銭

〈半両銭〉

銅製
外径2.8cm 方孔0.58×0.6cm
1975年 陝西省西安市臨潼区秦始皇帝陵園
秦始皇兵馬俑博物館
秦代の貨幣。表面に刻まれた「半両」の両とは重さの単位で、半両は約8g。始皇帝以前から発行が開始されており、秦が滅亡した後も通用し、その後の王朝貨幣の基礎となった。
「半両銭の作り方」
 銭範には「半両」の文字の入った前面範と、文字の無い貨幣の裏面が刻まれた背面範の2種類がある。このふたつを合わせて溶かした銅を流し込み、銅が冷えたら範を叩き壊して中の銭を取り出す。最後に流し込みに使った道や、型からはみ出た余計な部分を取り去って、銭の形に丸く整えたら完成である。
 銭範はこのように制作過程で叩き壊すので、おもに土で作られる。 半面銭銅合範は銅製だが、これは土製鋼範の模造品として作られたものか、または鋳造用の参考として作られた、いわゆる「原範」のどちらかだと考えられている。出所:「大兵馬俑展」
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