円形ブローチ　2010年11月22日更新

Annular brooch
カヴァン,アイルランド
銀･金,径11.4cm,ピンの長さ18.9cm
8世紀後半-9世紀前半
ダブリン,アイルランド国立博物館
準円形ブローチの端末にあたる部分の間に三つの橋を渡し、人の顔と組紐文をあしらっている。両擬似端末とピンの頂部には、三つの三日月形と三つの動物の頭部の中に、卵鏃文を装飾し、粒金細工･金線細工を施す両擬似端末の輪に近い部分に象られた動物は、ピンと立った耳と線形を施した鼻面を備え、｢ロック･キネイルの聖書入れ｣の動物に近い。輪の中央の菱形の空所にはもとは金線細工が施されていた。ガラスを使っていないことから、時代が下ると推定される。出所：「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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