「野町和嘉作品展 「サハラ」」日本カメラ博物館

  • 2021/1/1
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「野町和嘉作品展 「サハラ」」日本カメラ博物館

名称:「野町和嘉作品展 「サハラ」」日本カメラ博物館
会期:2021年2月2日(火)~2月28日(日)
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料:無料
住所:〒102-0082東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビルB1F
TEL:03-3263-7110
URL:日本カメラ博物館
  JCIIフォトサロンでは、古写真シリーズの40回目として、来る2021年2月2日(火)から2月28日(日)まで、「幕末・明治の古写真展 パノラマで見る江戸・東京」を開催いたします。
 今回ご紹介するパノラマ写真は、幕末期にフェリーチェ・ベアトが撮影した港区三田の有馬屋敷や田安門前から九段下、神田、大手町方面の眺めをはじめ、明治22年(1889)に建築中のニコライ堂の足場から撮影された360度の東京の全景や、明治37年(1904)に海軍兵学校で飛揚された気球から撮影された品川、新橋、銀座、神田方面の180度の鳥瞰、そして小川一真撮影・明治44年(1911)発行の写真帖『東京風景』より、東京府庁から丸の内方面の眺めなど、江戸・東京の風景ばかりを集めました。
 幕末・明治期のパノラマ写真の多くは、カメラを置く位置を定め、ワンカットずつカメラを回転させながら撮影をしていました。そして、そのネガから印画紙に焼き付け、画像の端と端をうまくつなぎ合わせながら糊で印画紙を貼り合わせて、ひとつのパノラマ写真を作り上げていました。
 幕末期は、高台や見晴らしのよい平地で撮影されましたが、写真機材は大きく、その場で現像までしなくてはいけなかったため、とても大変な作業でした。明治期は、高い建物の上から撮影されたものがほとんどで、足元が不安定で危険を伴いました。当時のパノラマ写真は、大変な苦労をして撮影し、手間をかけて作成されたものばかりなのです。
一枚ものの写真と比べるとパノラマ写真は、奥行や横へと視界が広がる感覚がプラスされ、実際に風景を眺めに行った時と同じような視覚を与えてくれます。時代を追って見てゆくと、江戸から東京へと移り変わる街並みの様子がよくわかり、時の流れを視覚的に感じることができます。
★この展示に合わせて、VR体験イベント 『VRで眺めるニコライ堂より360度の街並み 江戸から令和まで 』を2021年2月11日(木・祝)と2月23日(火・祝)に開催いたします。

フェリーチェ・ベアト (Felice Beato)
1832年イタリア・ヴェネツィア生まれと言われる(諸説あり)。1844年からコンスタンティノープル(現・イスタンブール)にて育つ。文久3年(1863)に来日し、横浜の居留地に写真館を開業。日本各地の風景や、人々の風俗を多数撮影した。明治10年(1877)に写真館をスティルフリード&アンダーソンに売却。明治17年(1884)に日本を離れ、アフリカやビルマに滞在。1909年1月29日、フィレンツェにて逝去。
小川 一真 (おがわ かずまさ)
万延元年(1860)8月15日生まれ。明治15年(1882)アメリカ船に水夫として乗り組んで渡米し、ボストンの写真館でカーボン印画法、コロタイプ印刷法などの最新写真技術を習得した。明治17年(1884)に帰国後、東京市内に写真館「玉潤館」を開業し、乾板製造にも着手。その後日本で初めてコロタイプ印刷のための工場を設立し、雑誌『国華』の写真、印刷を引き受けた。昭和4年(1929)9月6日逝去。享年70歳。

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