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平遥は山西省中部にある小さな町で、西周の宣王(紀元前827~前782年)の頃から築造がはじまり、2700年余りの歴史がある。いまでも明、清の時代の町の姿が完全な形で保存されており、中国の漢民族居住地域に現存する最も完ぺきな形の古城でもある。城壁は長さ約6キロ、上に凸凹状の低い壁が3000ぐらいあり、望楼が72ぐらい築かれ、それぞれ孔子の教え子と賢人の数を象徴している。昔、町の南東隅には魁星閣があり、文運をつかさどる魁星が祭られていた。城壁に囲まれた町の中では、「市楼」を中心に、大通り四本、小さな道八本、曲がりくねった小さな露地が72本縦横に交錯している。
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