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定陵博物館 2007.05.12更新
【和:ていりょうはくぶつかん】 |
【中:Ding ling bo wu guan】 |
研究機関|明・清>定陵博物館
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北京市昌平区大崎山のふもとにあり、歴史考古学上の遺物・遺址を主とする専門博物館で、1959年10月に建てられ、国の重要文化財保護指定を受けている。定陵は明の神宗朱翊釣(1563-1620年)と孝端、孝靖両皇后の合葬墓で、1584年から築造が始まった。陵墓の建築規模は大きく、用材も凝っており、主な建築物は400余年を経た今日においてもよく保存されている。主体としての建築物は地上と地下の二つの部分からなり、地上の建築物は石橋、碑亭、宮門、陵恩門、陵思殿、方城明楼と宝城などがあり、地下の建築物は互いにつながる五つの石造アーチ型の殿堂からなる玄官(一般に「地下宮殿」と呼ばれている)である。
同博物館は展示ホールが二つ、地下宮殿陳列館が一つある。第1展示ホールでは主に万暦皇帝と2人の皇后のことと陵墓発掘過程が紹介されており、また地下宮殿から出土した大量の文物と複製品が展示されており、第2展示ホールでは万暦皇帝と二人の皇后の副葬器物が展示されており、絹織物、皇冠、着物、装身具など貴重な文物が3000点近くもあり、そのうち金の冠、鳳の冠、烏秒翼善冠、冕冠は初出上のもの。地下宮殿の中殿では、いろいろな祭器が昔のまま陳列され、後殿には二つの棺が置かれ、それぞれ万暦帝と孝端、孝靖皇后の遺体が収められていた棺で、周りに副葬の器物が入っていた赤い漆を塗った箱が26ある。出所:中国の博物館案内
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