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土 器(鉢) 2007年12月20日(木)更新
新石器時代
高4.5cm 口径13cm 底径8.5cm 重212g
1954年呈貢県石碑村新石器時代遺跡採集
雲南省博物館所蔵
食物を盛る器で,胎土に砂を混じえる赤色土器。手捏ねによる成形。底面に成形痕を残す。胎土は水漉しされておらず,粗質である。口縁部は開き,やや外反する。底部内面は円錐状に突出し,口唇部と同じ高さになる。器面は内外面とも凹凸がみられ平坦ではなく,稲の葉,茎,籾殻の圧痕が明瞭に残る。雲南省農業科学院院長,高等農業技師の陳侃声氏の判定によると,これはウルチの稲であるという。この種の鉢と次に述べる鉢は,滇池地域新石器文化の典型的な器種である。滇池地域青銅器文化第一期の墓も数多く発見されており,それらは出自的な関係をもっている。滇池地域青銅器文化は,この地の新石器文化を基礎として,その上に発展・成立した土着文化であるといってよい。出所:「雲南博物館青銅器展」
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