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滇王金印 2007年12月20日(木)更新

滇王金印

【和:てんおうきんいん
【中:Dian wang jin yin
秦・漢・三国|金銀・玉器>滇王金印

前漢中期
金製
印面辺長2.4cm 通高2.cm 重90g(レプリカは61g)
1956年普寧県石寨山出土
雲南省博物館所蔵
 蛇鈕(蛇の形をしたつまみ)をもつ印章である。蛇は鎌首をもたげ,背には鱗が表現されている。印文は鑿で彫ったもので,「滇王之印」の4文字が篆書体で刻まれている。
前漢代の歴史家,司馬遷の著した『史記』の「西南夷列伝」には次のように記されている。「元封二年(前109年),滇王は漢朝に帰順した。漢の武帝は,滇国の故地を中心として益州郡を設置し,滇王に王印を賜った。そして以前と同様に人民の統治を続けさせた」。
晋寧県石寨山出土の「滇王の金印」は,司馬遷の記述が全く事実であったことを実証したばかりか,第6号墓の被葬者が一人の「滇王」であり,石寨山の古墓群が古代「滇王族」の墓地にほかならないことを物語っている。
1784年(天明四年),日本の福岡県志賀島で見つかった「漢委奴国王」の印は,その印文がやはり鑿で篆書を刻んだもので,材質は金,蛇鈕がつき,印面の一辺2.3cm,高さ2.2cmで,形や大きさからみて,「滇王之印」と極めて似ている。2つの印章は互いに他を証明することになる。発掘によって出土した「滇王之印」は,偶然発見された「漢委奴国王」印の真実性を物語っている。つまり,「後漢書』「東夷伝」に記載された,漢の光武帝が建武中元二年(後57年)に日本からの使者に与えた金印に他ならないのである。出所:「雲南博物館青銅器展」

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