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五銖銭 2007年12月21日(金)更新
前漢
青銅
径2.6cm 孔幅lcm
重(1)3.8g(2)3.8g
(3)3.6g (4)3.6g (5)3.3g
1956年晋寧県石寨山出土
雲南省博物館所蔵
銘は篆書体による「五銖」の2字で,表は縁の部分が肥厚し,裏は内圏と外圏に分けられる。
漢代に,武帝の元狩五年(前118年)より五銖銭の銭造が開始され,その後も後漢王朝の終焉(後220年)までの約300年間,五銖銭は中国全土に流通する主要な貨幣であった。銘に用いられた書体によって,鋳造の年代を区別することができる。これらの五銖銭は,五の文字のXの2画が比較的直線的で,銖の文字の朱の上部が直角的に曲がっていることからして,前漢の武帝から昭帝までの時期に鋳造されたものに違いない。晋寧県石寨山と滇池地域の古墓からは,極めて多くの五銖銭が出土しており,当時雲南のような辺境の地も,貨幣制度において,中原としだいに統一されていったことがわかる。出所:「雲南博物館青銅器展」
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