前漢中期
青銅・鍍金
長17cm 高11cm 重3.05kg
1956年普寧県石寨山出土
　雲南省博物館所蔵
　水に浮んで遊泳している鴛鴦（おしどり）を表現した装飾品。両眼を丸く見ひらき，全身にはきわめて細かく羽毛が刻まれており，やさしく子供っぽい感じを与える。口をあけて牙をむき出し，どう猛な面構えの蛇が4匹，この鴛鴦の身体にからみついており，生きていくことの恐ろしさを表わしている。古代の職人は，善良と凶悪との奇妙な組合せを結びつけ，独特の創案をなしたと言うべきであろう。出所：「雲南博物館青銅器展」

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