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銅鼓2 2007年12月24日(月)更新
前漢中期
青銅
高31.2cm 面径40.7cm 重15.12kg
1956年晋寧県石寨山出土
雲南省博物館所蔵
楽器。形状は銅鼓1と同じ。文様は,鼓面中心に太陽文があり,その外側に6つの暈があり,幾何学文様(切線円圏文,鋸歯文)で装飾されている。第3暈はやや幅が広く, 4羽の鷺が飛んでいる。これらは,古代社会の厳しい階級制度を象徴している。胸部には, 4つの暈があり,鋸歯文,円圏文のほかに,第4暈はやや幅が広く,人々が船をこぐ文様がある。船は4般で,どれにも4人が坐っている。そのうち前後の2人は櫂で船をこいでいるようであり,中の2人は羽冠をかぶり,手に長い矛をもっている。これは戦闘用の船であろう。船と船の間には亀のような動物が浮遊している。銅鼓の腰部は,垂直な鋸歯文と同心円文の文様帯によって8つの枠に分けられている。そのうち2つの枠には,羽冠をかぶった人がそれぞれ1人とその側に1羽の鳥が翼をひらいて立っている。4つの枠には羽冠をかぶった人物が2人ずつおり,彼らは手に長い矛と鉞(まさかり),楯などの武器をもっている。これは,一組の武人を表現したものであり,現代の雲南省盈江県の景頗族が「以弯弯」と称している楯とすこぶる似ている。出所:「雲南博物館青銅器展」
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