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銅臂甲(腕の防具) 2007年12月28日(金)更新

銅臂甲(腕の防具)

【和:どうひこう
【中:Tong bi jia
春秋戦国|青銅器>銅臂甲(腕の防具)

戦国
青銅
通長21.7cm 上端直径8.5cm 下端直径6.6cm銅片厚0.5cm 重181g
1972年江川県李家山出土
 雲南省博物館所蔵
 下臂(肘から手首まで)を守る防御武具。円筒形で上端の方が太く,下端は細くなる。裏側はあいており,その縁にそって対称に小さな孔があけられ,腕にこれをつけた時にその小孔にひもを通して縛ることができるようになっている。表側には,虎4匹,ヤマネコ1匹,猪1匹,怪獣1匹,猿1匹,雄鶏2羽,蜜蜂,とかげ,魚,エビ,カブトムシ各1匹が,線刻されている。その中には,猛虎と猪が闘っている描写もあるが, とりわけ意味深長なのは,ヤマネコが雄鶏をくわえ,雄鶏がトカゲをついばんでいる場面である。「古代の彫刻家は,他者の相互依存,すなわちトカゲーー雄鶏―一ヤマネコというひとつながりの「食物連鎖」を構成していたことをすでに知っていたのであろう。この臂甲は,演文化の細線彫刻技術の傑作であり,その細い糸のような線彫りは,行雲流水のごとくである。姿形はそれぞれ異なり動物表現は,大自然の群獣の中に我が身を置いているかのごとく感じさせるほどに真に迫っており,水準の高さはまことに見る人を感嘆させる。出所:「雲南博物館青銅器展」

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