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獅子鎮柄香炉 2009年1月26日更新

獅子鎮柄香炉
【和:ししちんえごうろ
【中:Shi zi zhen bing xiang lu
隋・唐・五代|青銅器|>獅子鎮柄香炉

一九八四年 河南省洛陽市龍門西山神会和尚墓
(永泰元年〈七六五>)出土
青銅、鍛造・鍍金・加彩
長41.0、高9.0、炉径12.0
唐 八世紀中頃
河南・洛陽博物館
長い柄の先に獅子形の重しが付いた香炉。柄香炉は、南北朝時代(四三九~五八九年)頃から仏教儀礼を中心として盛んに使用され、唐時代(六一八~九〇七年)でも類品が少なからず知られている。
炉、台、柄の三部分からなり、それぞれは鋲によって接合され、炉の上には、中央に円孔の開いた蓋がかぶせられ、柄の上面の炉側には透かしの入った飾りが鋲留めされる。柄の端にある獅子鎮にのみ鍍金がほどこされ、他の部位の表面は、黒塗りされた上に顔料らしき物質が厚く塗られている。M42人面飾胡瓶・43水瓶と同じく、当初は彩色がほどこされていたようである。
この柄香炉が出土した墓は、龍門石窟西山の北麓にあった宝応寺の境内に位置し、地表下○・九メートルほどのところに分厚い石板が組み合わされて架造されていた。墓室は、長さ1.25メートル、幅1.13メートル、高さ1.2メートルという小規模なものであるが、銀・銅・鉄・陶製の多数の遺物が納められ、伴出した銘文から、ここが禅宗第七祖の神会和尚の墓であることが判明した。
同墓出土品には、本器のほか、青銅製の浄瓶や塔鋺(塔形のつまみの付いた盒)といった日本でも馴染み深い器種が含まれ、八世紀半ば以降の工芸品の作風の展開をみるうえで、欠くことのできない資料となっている。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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