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定武蘭亭序(犬養本) 2009年3月8日更新
【和:ていぶらんていじょ・いぬかいぼん】 |
【中:Ding wu lan ting xu】 |
晋・南北朝|彫刻・書画|>定武蘭亭序(犬養本) |
王羲之筆
一帖
紙本墨拓
縦24.4 横22.5
東晋時代・永和九年(三五三)
宋拓の定武本として伝来する蘭亭序である。明時代の嘉靖年間(一五二二-六六)に活躍した唐順之(一五〇七-六〇)の旧蔵になるもので、唐氏は毎日この蘭亭を机上に供して、唐氏の家宝として鑑賞したという。巻末に、明末の書画界を代表する董其昌(一五五五-一六三六)や陳継儒(一五五八~一六三九)の欧文かおり、清に入って趙懐玉の収蔵するところとなった。明時代の万暦年間(一五七三-一六一九)に出土し、のちに国学に置かれたため、国学本として知られる蘭亭序に通じるところがあり、国学本は本作より翻刻されたのではないかとする説がある。日本に将来されて、犬養毅の収蔵するところとなり、犬養毅は「吾が家の墨宝第一」として愛蔵した。大正時代に催された蘭亭会に出陳され、当時、四種の名帖として喧伝された一本である。
出所:書の至宝-日本と中国2006
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