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祭黄幾道文巻 2009年3月10日更新
【和:さいこうきどうぶんかん】 |
【中:Cai huang ji dao wen juan】 |
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蘇軾筆
一巻
紙本墨書
縦31.6 全長121.7
北宋時代 元祐二年(一〇八七)
上海博物館
この巻は、三十一行二百九十字からなる。蘇軾(一〇二六-一一〇一)と弟の蘇轍(一○二九-一一二ー)が、旧友の黄幾道を悼んで連名で書いた祭文である。
元祐二年、蘇軾五十二歳のときに書かれたもので、用筆謹厳にして沈着、荘重な中にも、唐人の筆意と漢晋の韻致がみられる。また、豊潤な趣と恬淡の美しさが見事に調和されている。笪重光、費念慈の題簑、明の董其昌(一五五五-一六三六)、陳継儒(一五五八-一六三九)、周仲簡、周季良の観款、笪重光、王鴻緒(一六四五-一七二三)、李鴻裔の題跋がある。南宋の黄仁倫、明の華尚古、王世貞(一五二五-九三)、輩中溶、願文彬等の鑑蔵を経て、『読書画題跋記』『珊瑚網法書題跋』『式古堂書画彙考』『平生壮観』『過雲楼書画記』等に著録されている。出所:書の至宝-日本と中国2006
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