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草書赤壁賦巻 2009年3月18日更新
【和:そうしょせきへきふかん】 |
【中:Cao shu chi bi fu juan】 |
明・清|彫刻・書画|>草書赤壁賦巻 |
祝允明筆
一巻
紙本墨書
縦三一・一 全長一〇〇一・七
明時代・十五~十六世紀
上海博物館
金粟山蔵経紙に書かれたこの作品は、祝允明(一四六〇ー一五二六)の代表的な草書作品の一つである。筆勢は雄健で、自由奔放でありながら節度を失わない書風である。筆法は剛健ながら一種のゆとりと温かみを感じさせる作品で、歴代書家の真髄を得たものといえよう。そこには「二王」の遒爽、懐素(七二五―七八五)と張旭の豪縦、また宋四大家の瀟洒と勁峭がみてとれるとともに、さらに祝允明独自の風格が紙面にあらわされている。
この作品は、北宋の蘇軾(一〇二六―一一〇一)の『前後赤壁賦』を書いたもので、明代中期における狂草体の代表的なものである。近人・李瑞清の題簽、明の黄省曾、文徴明(一四七〇―一五五九)、文嘉、文從簡、又震亨、近人の羅振玉等の題跋がある。かつては明の江西山、虞卿の収蔵であった。出所:書の至宝-日本と中国2006
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