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行書贈高華長老書巻 2009年3月21日更新
【和:きょうしょぞうこうかちょうろうしょかん】 |
【中:Xing shu zeng gao hua zhang lao shu juan】 |
明・清|彫刻・書画|>行書贈高華長老書巻 |
劉墉筆
一巻
紙本墨書
縦三一・七 全長二〇二・二
清時代・乾隆五十三年(一七八八)
上海博物館
劉墉(一七一九-一八○四)の書法は、一見稚拙で規律がないようにみえてしまう。しかし、その細かな部分を昧わってみると、その点画、転折すべて古人の法帖からきているものばかりで、しかもその痕跡を残していない。肥厚な点画の中に遒勁さを秘めている。劉墉に対していうならば、書法は人格の表現で、その心情を托す最良の方法である。
この巻の前半部分には「戊申孟冬二月十又一日書」と記されており、「溟華」(白文印)が押されている。後段の「贈江華長老」の落款には「石庵居士」と記し、「青原」(朱文印)、「劉靖之印」(白文印)かおる。「戊申」は一七八八年、劉墉七十歳の作品である。この巻は銭鏡塘氏旧蔵のものである。出所:書の至宝-日本と中国2006
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