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行書蘇軾詩四 2009年3月21日更新
【和:ぎょうしょそしょくししへい】 |
【中:Xing shu su shi shi si ping】 |
明・清|彫刻・書画|>行書蘇軾詩四 |
何紹基筆
四幅
紙本墨書
各縦一六七・五 横三四・八
清時代・道光二十八年(一八四八)
上海博物館
何紹基(一七九九-一八七三)は清代碑学派書法の発展において重要な人物である。これは理論と実践が完全に統一された書家であり、光緒、宣統以降の書を開いた一代宗師として称されている。
何紹基の行書は、はじめ顔真卿(七〇九―七八五)から学び、やがて北碑の風格や技法を取り入れることで、顔真卿の円渾な点画や内に秘めた筆勢を、のびやかで筋骨をそなえたものとした。行草書の中に金石の気をあらわすために、何紹基は羊毫筆と濃墨と宣紙を用いて作品を制作し、気力の満ちた効果をあげた。また「回腕高懸」という執筆法を創出し、手と背の動きをおさえ、稚拙で苦渋な線を出す効果をあげている。 この作品の落款には「子番世二弟大人雅属。戊申春初于京寓、子貞何紹基」とあり、「何紹基印」(朱文印)「子貞」(白文印)が押されている。戊申は一八四八年、何紹基五十歳の作品である。出所:書の至宝-日本と中国2006
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