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飲中八仙歌 2009年3月22日更新
【和:いんちゅうはっせんか】 |
【中:Yin zhong ba xian ge】 |
彫刻・書画|>飲中八仙歌 |
寂厳筆
一巻
紙本墨書
縦二八・三 全長六四九・八
江戸時代・明和五年(一七六八)
東京国立博物館
中国・唐時代の代表的詩人杜甫の詩である飲中八仙歌を、草書体を駆使して六紙にわたり揮毫したもの。巻子装。その書は、巻子という紙面の性質もあり、一行あたり二字ないし三字が配分される。このため、横に広い文字構成を基調とするが、時に、一行一字で縦画を強調した草書体を織りこむなど、工夫と変化に富んでおり、効果的に目が筆の動きに誘われる。墨色は濃い青みを呈しており、松煙墨を使用した可能性が高い。
寂厳(一七〇二-七一)筆「飲中八仙歌」は、この作品以外に、埼玉・三学院所蔵のもの(落款に「宝暦十三年六月」)、東京・雲照寺所蔵の屏風(落款に「亀島僧寂厳書」)などが知られる。それらには、この作品と共通する草書体も多くみられるため、日頃からこの詩に親しみ、書き慣れていた様子がうかがわれる。出所:書の至宝-日本と中国2006
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