考古用語辞典 A-Words

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箏 2009年5月17日更新

箏

【和:そう
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発展の歴史
箏は2000年以上前、秦にはすでに存在した。その由来については一つの伝説が伝えられている。当時、タイには瑟と呼ばれる楽器があり、宛無義という男が名人として知られていた。宛の娘2人も瑟を弾くのを好んでいたという。ある日、2人は父から習おうと球を取り合いした。その結果、瑟は音を立てて割れてしまう。やって来た父親が見ると、瑟は姉に13弦、妹に12弦と真っ二つになっている。怒り出した宛だったが、弦をはじいてみるとなんと割れる前よりもいい音がするではないか。しかるのも忘れて瑟を修復してみると、はたして半分になった楽器は前よりも弾きやすく、そしていい音色がでたのだった。こうして箏が生まれ、タイから中国に伝わったのだという。
これは伝説に過ぎないが、 一部の外国人研究者は外国から伝来したとの説を採っている。日本の研究者。田辺尚雄氏は、著書『東洋音楽史』において箏は戦国時代末期に西方から伝わってきたとの説を唱えているが、しかし研究者・林謙三氏は田辺氏の説は論拠が不足していると反論する。現在でも箏の本当の出来は謎に包まれたままだ。
演奏技法
通常、右手の親指・人さし指・中指で弦を弾き演奏する。左手は弦を抑え音色を変えるのに用いる。その指使いの技法は極めて豊富。箏の技法は近代になって新たな発展を遂げた。1953年、趙玉齋氏は『慶豊年』を作曲。左手をも用いてポリフォニーを奏でることに成功し、新たな演奏技法を生み出した。箏は独奏・重奏・合奏に適しているばかりか、さらには舞踊。戯曲・曲芸の伴奏にも用いられる。音域の広さ、音色の優美さから「衆楽の王」、または「東方のピアノ」とも呼ばれる。 出所:中国NEWS
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