文字の上からは鼠のひげということであるが、栗鼠の尾毛だとも言われる。『世説』に王羲之は用筆法を白雲先生に教えられた。先生が鼠鬚筆を愛用していてこれを王羲之に遣った。また、漢の張芝や魏の鍾繇も皆、鼠鬚筆を用いた。 とある。王羲之は蘭亭の雅会に詩の序文を書いたがこの筆を使用して名蹟「蘭亭叙」ができたと言われる。出所:『文房古玩事典』宇野雪村 関連用語:
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