時代別順
分野別順
|
新国立美術館(旧西ベルリン) 2009年7月23日更新
【和:しんこくりつびじゅつかん】 |
【英:Neue Nationalgalerie zu Berlin】 |
研究機関|>新国立美術館(旧西ベルリン) |
旧西側の新国立美術館は二十世紀絵画中心の美術館となる。ここにはフランス印象派からピカソなどの今世紀の画家たちまでの二万点のコレクションがある。その近くに建設中の美術館(一九九六年完成予定)には十八世紀までの絵画が収められる。ダーレム美術館にあるたくさんのレンブラントの作品もここに移されるという。そしてダーレム美術館はアジア、アフリカ、オセアニア、インド、イスラムなどの美術品や民族学のコレクションの美術館となる。
ハンブルガー・バンホッフ・ベルリン美術館二八四六年建設)が現在改修中で、別館として新しくヨゼフ・クレイフスによって建てられている建物と共に、二十一世紀のコンテンポラリーの美術館となる。ここにはマルクス・コレクションのアンディ・ウォーホルの作品なども入る予定だという。
こうして、絵画は十八世紀までが新しくできる美術館、十九世紀が旧東の絵画館(旧国立美術館)、二十世紀が旧西の新国立美術館、そしてニ十ー世紀のコンテンポラリーとして改修中のハンブルガー・バンホッフ・ベルリン美術館に分けられる。いかにもドイツらしい整理されたプランである。
シャルロッテンブルグ宮殿の前にあるエジプト美術館は「ネフェルティティの像」があることで有名である。これは、第二次世界大戦前に「博物館の島」のエジプト美術館にあったものを戦中別の場所に疎開させ、戦後、ボーデ美術館と西のエジプト美術館に分けたものである。戦争で大破したままになっている「博物館の島」のエジプト美術館に、ボーーデ美術館の収蔵品を合わせて一つにまとめる案はあるが、建物の修復にはまだ相当の年月が必要であろう。
しかし、着々と仕出か進んでいるベルリンの美術館政策が完了したときには、ベルリンはドイツの中心として文化面でも注目を集める都市となっていることだろう。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
関連用語:
|
|
Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.