考古用語辞典 A-Words

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ライプチヒ造形美術館(ドイツ) 2009年7月24日更新

ライプチヒ造形美術館(ドイツ)

【和:ライプチヒぞうけいびじゅつかん
【英:Museum der Bildenden Kunste zu Leipzig
研究機関|>ライプチヒ造形美術館(ドイツ)

ライプチヒはドレスデンから車で一時間半、旧東ドイツ第二の都市である。ライプチヒ造形美術館はゲオルギー・ディミトロフ美術館の一階の右側を占めている。一七六四年にロイヤル・アカデミーが設立され、一八三七年に初めて美術館が開館した。一八五七年から、王室だけでなく市民寄贈の美術品も並べられた。現在の美術館は一八八八年に裁判所として造られた建物で、一九五二年から美術館として使われている。二千二百点の絵画、八百点の彫刻、五万五千点のデッサンを所有している。
 一番初めの部屋には、ヴァン・デル・ウェイデンの「聖母のエリザベツ訪問」があり、ヴァン・ダイクの小品の肖像画も印象に残る。フラ・アンジェリコのはがき大の小品も素晴らしかった。 クラナッハ(父)はたくさんあったが、「泉に横たわるニンフ」(一五一八)がよかった。デュー・ラー「若い女の肖像」は細かくきれいなタッチで持っている花が美しい。ルーベンスは自画像の小品ともう一つ、老人の顔の小品があった。
 ティントレットの大作やムリーリョの可愛い作品もあった。 シスレー、ルノワール、コロー、ブーダンも並んでいるが、特筆すべき作品は見当たらない。 ベックリンも数点飾られているが「フローラ」がいい。フランス・ハルスやムンク、ノルデもあった。
 ライプチヒにはゲーテの「ファウスト」の舞台となったビヤホールや、シューマンやゲーテが通った十七世紀から続いているコーヒーショップなどもあって、町のあちこちに古きよき時代の面影が残っている。ファウストが食事をした「アウェルバッハス・ケラー」で昼食をとるか、シューマンと恋人クララの肖像画のある「ツム・カフェ・バム」でコーヒーを飲むのもいい。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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