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国立プラハ美術館(チェコ) 2009年8月3日更新
【和:こくりつプラハびじゅつかん】 |
【英: Narodni Galeri v Praze】 |
研究機関|>国立プラハ美術館(チェコ) |
プラハの町は美しいと聞いていたのに、実際には暗い雰囲気を感じた。建物そのものは歴史を経ていて美しいのに、修復中であったり汚れたままだったりするので暗いのだろうか。
国立プラハ美術館はコレクションが素晴らしいことで有名である。一階には十四-十五世紀のイコンや宗教画がある。二階にあがると、まずルーカス・クラナッハ(父)が十点くらい飾られている。中でも「若い女の肖像」は宝石のようだ。デューラー「マリアの休日」の名品もある。エル・グレコ「キリストの祈り」やティントレット「聖ヒエロニムス」は光っている。ルーベンスも数点ありどれもいいが、「アウグスティヌス」の大作が私は好きである。レンブラント「仕事場にいる科学者」も素晴らしい。ハンス・ホルバイン、ヨルダーンス、ムリーリョ、リベーラ、カナレット、ティエポロなどもある。
クリムト「ヴァージン」はカラフルな大作である。エゴン・シーレ「古い町」「花のある静物」はどちらも見応えのある小品。オッペンハイム「手術」も面白い。ココシュカもたくさんある。ドイツ表現派も数点あった。マッタ、タピエス、ミロ、クラベー、カルロ・カラ、キリコもある。ミロ「コンポジション」(一九三三)が印象に残る。マンズーやムアの彫刻も飾られていた。
中庭に出て、別の入口を入ると、十九一二十世紀のフランス美術がある。ゴーギャン「ウテク(タヒチの男女)」(一九〇二)、「こんにちは、ゴーギャンさん」(一八八九)と、どちらも見応え充分な作品である。ロートレック「ムーラン・ルージュ」(一八九二)は傑作である。セザンヌ「エクス付近の家」(一八八五-八七)や「静物」もいい。シニャック、ヴラマンクもある。ボナールの大作もよかった。マチス「ジョアキナ」(一九一〇))もいい。ドランも何点かあるが、「静物」(一九一四)は小品だがよいものである。ブラックのキュビスムの時代の「ギターのある静物」なども三点あり素晴らしい。ピカソも名品がたくさんある。「座る裸婦」(一九〇六)、「アブサン」(一九一二)、「座る女」(一九二一)の大作などが特に優れている。ルソー「自画像」(一八九〇)はパレットを特つ画家のうしろに船が描かれた有名な作品である。ドラン「水泳」の大作もいい。ユトリロも何点も飾られていた。シャガール「サーカス」(一九二七)も面白い作品である。その他、レジェ、アーチペンコ、マルケ、ローランサン、デュフィ、ルオー、ピサロ、クールベ、コロー、ドラクロア、ドーミエなどもある。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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