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ロサンジェルス現代美術館(MOCA美術館) 2009年8月13日更新
【和:ロサンジェルスげんだいびじゅつかん】 |
【英:The Museum of Contemporary Art,Los Angeles】 |
研究機関|>ロサンジェルス現代美術館(MOCA美術館) |
一九八六年、ロサンジェルスのダウンタウンに現代美術館「MOCA」が誕生した。それまで、芸術活動はロサンジェルス・カウンティ美術館とハリウッドを中心としていたのだが、ダウンタウンも加わったのである。また、ニューヨークに追い付け、追い越せの期待がこのMOCAの誕生で世界的にも注目を浴びて、多くの芸術家たちがロスに移動してきている。
MOCAはカリフォルニア・ブラザの計画の中心をなし、日本の建築家、磯崎新の設計で造られた。総工費二二〇〇万ドルをかけて、六年の歳月を費やした。
大通りからやや下ったところに入口がある。波のような変形のレセプション・デスクがあり、ここが受付である。展示場は右と左に延びているが、全体にシンプルで明るい雰囲気で居心地がいい。美術館という堅苦しさがなく、天井光も入り気持ちのやすらぐ空間が迎えてくれ。
コレクションは一九四○年代から現代に至る絵画、彫刻、オブジェ、写真など千点にのぼる。アメリカの作家を中心にしたインターナショナルなコレクションである。ウォーホル、ラウシェンバーグ、オルデンバーグ、ジム・ダイン、ローゼンクイスト、シーガルなどの作品がコレクションの中核となっている。年に八回ほど展覧会を開き、常設展は四十点ほどの作品が並べられている。ミュージアム・ショップもなかなか楽しいものを売っている。商業地区だったダウンタウンが今、変わりつつある。楽しみである。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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