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故宮博物院(台湾) 2009年8月15日更新

故宮博物院(台湾)

【和:こきゅうはくぶついん
【英:Tational Palace Museum
研究機関|>故宮博物院(台湾)

 一九二四年清朝最後の皇帝溥儀が故宮を立ち退き、一九二五年北京に故宮博物院が設立された。こうして貴重な美術品は中国人民の共有物となったが、戦乱は続き、難を逃れて、北京から南京、重慶、昆明へと移され、再び南京から一九四八年に台湾に転送された。その収蔵品の豊富さは、何十年かかっても展示しきれないといわれている。建物は中国の宮殿らしい華やかな外観である。
 陶磁器では五千年前の彩陶から青磁の名品まで数千年の陶器の歴史を見ることができる。書画は、三千年前からの作品があり、絵画も国宝級の名品がたくさんある。ただ、書画や絵画は保存のために、三年に一度、二、三ヵ月しか展示しないものもあり、それらは赤い紙のラベルで表示されている。作品数が多いのでいつも何かは見られるが、この赤い紙のラベルのついた作品は注意してみるとよい。 青銅器は紀元前十六世紀のものでも修復状態がよく、完全な形で見られる。量も豊富で大きなものから小さなものまでたくさんある。
 翡翠も美しく、清の時代の「白菜」が特に素晴らしい。バッタが二匹乗っており、緑と白のコントラストが印象的である。ゆっくり見るのには相当時間がかかるが、中国文化を充分に堪能できる。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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