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台北市立美術館(台湾) 2009年8月15日更新

台北市立美術館(台湾)

【和:たいぺいしりつびじゅつかん
【英:Taipei Fine Arts Museum
研究機関|>台北市立美術館(台湾)

 台北市立美術館は一九八三年の創立である。三階建てで地下二階、地上一階、二階、三階と展示室がある。会場は広く、同時にいくつもの展覧会を行うことができる。年間に八十回の展覧会を企画しているという。これまでにミロやデルボーなど今まで台湾では紹介されていなかった海外の画家の展覧会も積極的に開催してきている。
 コレクションは台湾現代作家を主に、海外にいる中国作家や外国作家の二十世紀作品を集めていく方針で現在千八百点以上になっており、今後も充実させていきたいとのことだった。ミロやアルプ、アレシンスキーなどがコレクションに入っている。スタッフは二百人で、活動的に働いている。年間六十万人の入館者があるという。
 モダンなコンクリートの外壁の建物で、入口を入ると広いロビーの床には白っぽい石が敷かれ、周囲がガラス張りとなっているので外光がふんだんに入り明るい空間になっている。ガラスの外側には大きい彫刻がいくつも置かれている。一階の天井高は六メートルもあり、相当大きな現代美術でも展示ができる広さである。しかし、台北市の美術館なので、政府の方針として現代美術だけでなく、伝統的な山水画も多く展示しているのが現状のようであった。
 学芸員は若い人たちが多く、女性の海外留学経験者もおり、台湾の今後の発展を暗示するような明るく前向きな姿勢が感じられた。まだ、常設の展示室は作られていなかったが、だんだんと充実し楽しみな美術館となることであろう。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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